名前:S(製造部)
出身:岡山県
趣味:ショッピング
最近ハマっている漫画:ダンダダン
すきな食べ物:芋類
欲しい椅子:メッツァドロ
新入社員の就職活動中の体験談や入社後のアレコレをインタビュー!
新卒×新卒 だからこそ話せる ホンネ
Contents
1)環境デザインと空間デザイン
─Sさんとは研修期間中、一緒に過ごすことが多かったように想います。 S:そうですよね。お昼ごはんも一緒でしたね、懐かしい! ―たしかに(笑)このシリーズも第4回目になりました、早速お話を伺えたらと思います。よろしくお願いいたします。 S:よろしくお願いいたします。 ―Sさんは確か芸術大学出身でしたよね?具体的にどのようなことを学ばれていたんですか? S:私は環境デザイン学科を専攻していまして、建築やインテリア、都市デザイン、家具など様々な観点から「環境をデザインすること」と、「それに伴う人々の生活」について研究していました。 ―幅広く勉強されていたんですね。 S:そうですね、特定の分野を学ぶのではなく、環境デザインに関してオールジャンル、隈なくやるといった感じです。住宅デザインを考えたり、図書館などの大型の公共施設の設計図を書いたり、その模型を作ってプレゼンしたりと様々なことに挑戦することができて、とても充実した学生生活でした。 ―遊ぶ暇がないくらいすごく忙しそう……! S:みんな徹夜で頑張っていました(笑)オール明けで授業を受けることもしばしば……。 ―制作でオールなんて!なぜそのような過酷な環境下へ? S:デザインにはもともと興味があったんですけど、大学のオープンキャンパスに参加したのがきっかけです。そこで空間デザインと環境デザインについてのお話を聞きました。空間デザインはお店のショーウィンドウやイベントの設計など特殊な空間を創り出すのに対して、環境デザインは住宅や公共施設などの人の生活に密接に関わるような日常生活のデザインをするという違いがあるんです。私は昔から人と関わることが好きなので、より人に近いデザインができる環境デザインに惹かれました。 ―なるほど、素敵な考え方ですね。それで環境デザイン学科に入ろうと。 S:そうです。しかも、大学では、一般企業さんと学生で一緒に行う産学連携プロジェクトというものがあったんです!私は社会に出て働く、ということにも興味があったので、このインターンの様なプロジェクトは魅力的に感じました。 ―アートやデザイン業界の第一線で働いていらっしゃる方々と一緒のプロジェクトに参加できるなんてなかなか体験できないですよね。実際にどういうことを行ったんですか? S:簡単に言うと企業から依頼されたものを学生がつくって納品する、みたいな。うちの学校は結構学費が高かったので、一流のアーティストさんたちが講師としていらっしゃっていて、その方と共に制作を行う貴重な経験もさせていただきました。 ―すごくいい学校…!知識や技術が学べるのは勿論ですけど、将来の視野も広がりそうですね。 S:そうなんです。なので大学1、2年生のときはのめり込んでしまいまして、自分の学科の勉強がおろそかになってしまいました(笑) ―興味を持つと、とことんのめり込んでしまうタイプなんですね(笑)1プロジェクト当たりどれくらいの期間参加するんですか? S:プロジェクトによっては半年のもあるし、ひと夏のもあるし、様々ですね。私は1年のプロジェクトに2回参加しました。3年生からは自分の学科の勉強に集中しようと思って、プロジェクトには参加せずに勉強を始めたんですけど……。 ―ですけど? S:建築とかそう言うものにあまり興味がないことに気づいてしまいまして……。 ―え????(笑) S:インテリアデザインはすごく面白かったんですけど、建築にはどうも唆られなくて……。 ―気づくの遅くないですか?! S:ですよね(笑)でも新たな気づきもあったんです。 建築ではパース(完成イメージ図)を必ず作るんですけど、制作過程が凄く楽しかった上に友達や教授からも良い評価を頂くことができて、自分は建築などの3次元のデザインよりグラフィックなどの2次元のデザインの方に興味があることに気づきました。 ―なるほど、グラフィックか……。印刷業界を選んだ点と繋がりそうです。
2)趣味の印刷物収集
―Sさんがこの業界を選んだ理由は、やはり「グラフィック」に携わるためですか? S:Uさんは私と関わって長いのでお気づきかもしれないですけど、私いろんなことに興味があるんです。先程も話したように、インテリアデザインにも興味があったし、社会に出て働くことにも興味があったし……。挙げるとキリがないんですけど、印刷物にも興味があって、集めるのが趣味だったんです。 ―たしかにSさんの好奇心の旺盛さには脱帽です。JPA研修でも様々な印刷物に興味津々でしたもんね。 S:はい、昔から美術館や展示会のチラシや、町で配られているパンフレットなどを集めては見る、を繰り返していました。最初は、大学に入って勉強した環境デザイン方面で色々職を探していました。でも就職活動で自分を見つめ直していくうちに、先程話したように自分の興味は違うところにあることに気がついたんです。最初はデザイナー志望だったんですけど、経験がないとどうしても厳しい世界で……。 ―Iさんのゲーム業界と同じように、実務経験が重要視される業界なんですね……。新卒の私達にとってはクリアできない関門ですね。 S:そうなんです、このまま大学で学んできた事を活かして建築業界でもう少し探すか、全く知識はないけど自分の興味のある業界に思い切って挑戦するか悩んでいた時に、大学の授業で椅子を制作した事を思い出しました。自分の手で何かを作るって楽しかったなって「ものづくり」の面白さを思い出したんです。それから、デザインではなく、作る方に回りたいなと思うようになりました。 ―やはりSさんの志望動機の根底には、趣味だった印刷物収集と大学で得た「ものづくりの面白さ」があるんですね。 S:趣味に関わる仕事ができるなんて最高ですよね。でもそれに気づいたときは時期が結構遅かったので、とりあえずリクナビを見よう!と考えてヒットしたのがこの文星閣でした(笑) ―そういう経緯があったんですね(笑)私もリクナビで探していてこの文星閣を見つけたので、いまや就活生にとっては欠かせないアプリですよね。 S:本当にそうです、リクナビに引っかからない会社の名前、ましてやその採用情報を得るのは難しいので、リクナビに掲載してくれてありがとうという気持ちでした。
3)働きやすい環境
―さて、その後、JPA研修に参加したわけですけど、一番印象に残っている授業はありますか? S:んーー、折込広告の授業ですかね。先生も面白かったですし、何と言っても印刷物の収集が趣味なので、世界各国の印刷物を見ることができてすごく面白かったです。 ―スーパーのチラシ一つとっても、色合い、紙質、デザインなどかなり違いましたよね! S:凄く可愛いものとか、おしゃれなものとか日本とは違った印刷物の良さを感じることができて、すごく魅力的な授業だったのを覚えています。欲しいって言ったんですけど流石にもらえませんでした(笑) ―世界の広告と触れ合う機会なんてなかなかないですからね(笑)Yさんはマーケティング、私(U)はwebコーディング、同期みんな面白いと感じる授業が違うのがすごく興味深いです。他社の同期と関わってみてどうでしたか? S:私も割りと漫画好きな方ですけど、真のオタクってすごいなと(笑)エネルギーをうちに秘めていると言うか、パワー負けした感じがあります。 ―確かに。皆さん凄く元気でしたよね!でもSさんも研修生全員と万遍なく話していて、コミュニケーション能力すごいなと密かに思っていました。 S:ありがとうございます(笑)人と喋るのは大好きなので、同年代の人たちと沢山関わることができてすごく楽しかったです。 ─研修後、5月から自社に戻って働き始めましたよね。Sさんは製造現場配属ですけど、第一印象ってどうでしたか? S:一言でいうと、元気で気さくなおじさんが多いな、という感じでした。 ―(笑) S:私はわからないところがあるとすぐに質問しちゃうんですけど、どんなに忙しくても嫌な顔ひとつせずに教えてくれますし、男の人が多い現場で最初は怖いイメージもあったんですけど、本当に優しく、楽しく教えてくださるのですごくやりやすいです。 ―Iさんもvol.3で言っていましたけど、本当に和気あいあいとした雰囲気なんですね! S:そうなんです、すごく居心地の良い職場です。更に、Sさん(工場長)や部長の方々は質問したことに対しての解答+それ以上の知識も教えてくださるので、毎日が勉強で凄く楽しいです。 ―こちらの疑問をキャッチしてもらえる環境なんですね!現場の女性はすごく少ないと思うんですけど、実際に働いてみてどうですか? S:体力仕事は覚悟していたので、「重くて持てない~~」とかはないです。皆さんすごく優しいですし、働きやすい環境ですけど、今後夜勤が始まって生活リズム、体力が少し心配です。ただ、何でも言いやすい、相談しやすい環境ではあるので、それはありがたいですね。 ―意見しやすい環境なのは凄くありがたいですよね。今後始まる夜勤、頑張ってください。 S:ありがとうございます。
4)紙や印刷の価値
―現在、研修で得た知識とともに、実務で技術を身に着けつつある状況ですけど、研修について改めて感じたことはありますか? S:今後入社してくる人達に教えられるようになりたいです。JPA研修での経験も生かして、それ以上の内容を伝えていけたらと思います。 ―後輩育成も考えているということですね、 S:そうです、まだペーペーなのでまずは技術を身につけるところからですけど。でも研修を通して様々な印刷物に触れることができたので、印刷物というものに対して増々興味がわきました。意欲はすごくあります!!! ―頼もしい!上昇志向の強いSさんは今後のキャリアについて考えていることってありますか? S:現場で技術と知識を身に着けてどんなものでもきちんと刷れるようなオペレーターになりたいです。 ―おお!(笑) S:先日、現場同期の二人がIさん(生産管理部長)にキットカットもらっていたんです。私も欲しくてIさんにおねだりしたら、「一人前になったらな」と言われまして……。Iさんも元々現場の方で、今でも機械回していたりするので、私も優秀なオペレーターになって、認めてもらいたいです! ―何事にも好奇心旺盛なSさんならではのキャリアですね! S:キットカットを買ってもらえるように頑張ります!(笑) あとは、環境づくりにも力を入れていきたいです。実習中に印刷発祥の地、ドイツでは印刷会社に務める人は地位が高いという話を聞きました。今の日本ではその様な風潮はないですよね。なので今後、「印刷ってかっこいい!」って思ってもらえるように印刷の価値を高めていけたらな、と思います。 ―なるほど、確かに日本での印刷会社のイメージってあまりキラキラしたイメージではないですよね。ドイツとの違いは歴史的な側面もあるんでしょうけど……。紙や印刷の価値が問われる中で、Sさんの思う「かっこいい!」を広めていってもらえたらなと思います! では最後に。YOUは何しに文星閣へ?
S
多くの人に渡るモノづくりをしたくて入社しました!よろしくお願いします!!