History

文星閣の歴史

天高く星の如く

『文星閣』という社名の由来は明治時代の弊社創業者が『文学を拡める出版業の世界で星のように輝きたい』という想いを込めて命名しました。 出版企業としてスタートした当社ですが、1948年、戦争で閉じていた家業を継ぐべく、初代社長の奥隆雄が、「印刷業」として大田区大岡山で事業を再興しました。当時は、型を一つ一つ紙に当てる活版印刷でしたが、いち早く、高品質で大量に印刷をすることができる「オフセット印刷」を取り入れました。
1962年にオフセット印刷機を増設して以来50年余り、多種多様な最新の機械を導入することで、お客さまのニーズに応えてきました。

活版印刷
天高く星の如く

1985年、日本でまだ浸透していなかった、印刷の過程で有害な液体を出さない「水なし印刷」の実用化研究に着手。

1993年に社長に就任した奥継雄が、他の印刷会社が次々に挫折するなか、日本一の技術力を誇るパイオニアとして事業を継続し、実用化に導きました。1999年には「水なし印刷」を中心とする文星閣独自のトータルな環境対応システム「BEPS」を考案。印刷工程のあらゆる分野で環境に配慮するシステムに展開させました。
2001年にはシカゴに本部を置く水なし印刷協会に加盟しました。

その後、文星閣は水なし印刷に留まらず、高品質なUV印刷を実用化し、UV印刷分野でも先進的な役割を担いました。

2019年3月、大田区昭和島に新社屋を竣工し移転。世界との玄関に近い立地を活かし、「天高く星の如く」という文星閣の屋号どおりより高いところを目指して世界に発信していきます。

沿革

昭和23年8月 組織を株式会社文星閣として、東京都大田区北千束にて発足。(資本金:500,000円 代表取締役:奥 隆雄)活版印刷を中心に設備を拡充。
昭和30年3月 東京都大田区北千束に本社ビルを建設。
昭和37年4月 活版印刷から平版印刷へと事業内容を展開し、オフセット印刷機を増設。
昭和40年5月 資本金 6,000,000円に増資。四六全版全自動2色オフセット印刷機を増設。
昭和43年3月 印刷機をはじめ製版機械、製本機械等をすべて自動化。企画、デザインから印刷、製本までの一貫制作ができ、
      品質面、スピード面でも対応力のある総合印刷会社として、お得意様各位のご支援のもとに順調に発展。
昭和46年4月 東京都目黒区中根に新工場建設・移転。外国製印刷機、カラー製版機等の最新設備を導入し、総合印刷会社としての基盤を確立。
昭和52年10月 本社ビルに4階を増築し、営業部門を拡充。
昭和57年2月 数次の増資を経て資本金72,000,000円に増資。隣接ビルを購入し、第2工場として製本部、製版部、企画部を移転。
昭和60年6月 東レ製水なし印刷の研究に着手。新技術分野の確立を目指す。
昭和62年5月 製版設備を改善。(トータルスキャナシステム)
平成2年3月 東京都大田区久が原に久が原工場建設・移転。
平成3年3月 製本設備を増設・改善。
平成4年2月 印刷機を更新。(菊全5色機1台)
平成5年6月 製版設備を増設。(DTPシステム)
平成8年5月 久が原第2工場が完成。
平成8年9月 印刷機を更新。(菊全5色機1台)
平成10年3月 製版設備を更新。
平成10年12月 目黒営業部と製版部を本社工場に統括し、一層の業務効率化を図る。
平成11年1月 環境対応印刷システムBEPSを開発。
平成11年10月 断裁機の設備を改善。
平成12年2月 社内LANを再構築(受注~トータル管理システム)
平成12年6月 印刷機を更新。(四六半裁四色機1台、5色機1台)自社サーバーを設置、IT技術の確立を目指す。
平成13年6月 水なし印刷協会(WPA/アメリカ・シカゴ)に加盟。
平成14年5月 8色機(4色両面)導入。日本初、薄紙用UV硬化装置を導入。日本水なし印刷協会(JWPA)が発足し、会員となる。
平成14年8月 CTPシステムを導入。
平成16年8月 印刷機を更新。(菊全両面12色機1台)
平成16年9月 (社)日本印刷産業連合会「印刷産業環境優良工場表彰」において「経済産業省商務情報政策局長賞」受賞。
平成17年12月 CTPシステム(TrueFlow)を更新、出力機「PTR8800」を増設。
平成18年5月 印刷機を更新。(菊全両面10色機1台)。
平成18年9月 (社)日本印刷産業連合会より「グリーンプリンティング工場」に認証を受ける。
平成21年5月 印刷機を更新。(菊全厚紙UVニスコータ付6色機)
平成23年9月 CTPシステムを更新。
平成25年1月 印刷機を更新。(UV10色両面機)
平成25年2月 CTPシステムを更新。
平成27年11月 大田区「優工場」に認定。
平成28年1月 印刷機を更新。(菊全片面5色機2台)
平成28年8月 品質検査装置を導入。
平成30年1月 奥 継雄 代表取締役会長 就任
      中嶋 幸保 取締役社長 就任
平成30年3月 昭和島新社屋建築着工開始。
平成31年3月 昭和島新社屋落成。
平成31年4月 印刷機を更新。(世界初、菊全UV12色両面機1台)