名前:Y(営業支援部)
出身:埼玉県
趣味:美術鑑賞
好きになりたい食べ物:シメサバ
好きな漫画:金田一少年の事件簿
最近ハマっているもの:TRPG
新入社員の就職活動中の体験談や入社後のアレコレをインタビュー!
新卒×新卒 だからこそ話せる ホンネ
1)ジーザス・クライスト=スーパースター?!
─ 今回、思いがけずこのようなシリーズをやらせてもらえることになって、なんかドキドキしますね(笑) Y:私たちが第一弾なので、どういうことを喋ったらいいか手探りですよね。 ─ ですね。まだ社会人になって3ヶ月弱ですけど、今日はYさんのこれまでというか、題名の通り「何しに文星閣?」を聞けたらなと思っています。早速ですけど、Yさんは学生時代、どんなことを学んでいたんですか? Y:私は美術系の大学に通っていまして、絵を描く……というよりは美術史を学んでいました。その中でもキリスト教美術が好きで、古典寄りの中世美術を専攻していたんです。 ─ 宗教が絡むと途端に難しそうに聞こえる……。好きな絵画とかありますか? Y:それを聞かれるとすごく難しいんですよね、オタクだからなあ(笑)特定の絵というよりは教会が好きなんです、教会の中って色んな彫刻とか祭壇とかありますよね。そういった作品を見たり、聖人の名前がついた聖◯◯教会といった教会そのものも好きです。 ─ うーーーん。本当にオタクの世界だ。じゃあ修士論文もそういう教会系について書いたんですか? Y:そうそう。ケルンの大聖堂にある作品について書いたんだけど、ドイツ語が難しくて。 ─ ドイツ語難しいよね。変に単語のスペル長かったりするし。 Y:辞書を引く日々を過ごしました笑 ─ 小さい頃からキリスト教美術は好きだったんですか? Y:いや、特別好きというわけではなくて、『ジーザス・クライスト=スーパースター』というミュージカルをきっかけに目覚めました。 ─ ミュージカル?! Y:そう、聖書を題材にしたロックミュージカルなんです。それを見て「キリスト教おもろい!」てなって、西洋美術を勉強する道に進もうかなと。 ─ ミュージカルを見てそう思うのってめずらしい! Y:オタクってなんでもハマるから(笑) ─ そう思えるのがYさんらしいですよね(笑)
2)ちょっと変わった採用方法
─ そんな美術オタクの Y さん。他⼈と違う採⽤⽅法で⼊社したって聞いたけど、実際どんな採⽤だったんですか? Y:私は「アウトロー採⽤」っていう採⽤活動を通じて⽂星閣に来たんですが、元々⼤学院在学中に普通に就職活動はしていて。でもコロナの時期とちょうど被っちゃって……。 ─ 普通に就活って、最初は美術系で探していたんですか? Y:何となくは⾒ていました。どっちかっていうと出版とか本の⽅に興味があって。だからそっちの⽅⾯も探していたんですけど中々うまくいかなくて、 論⽂もなかなか⼤変で……。1年修了を延ばすことにして就活も仕切り直しすることにしたんです。 ─ わかります、結構負担ですよね。 Y:それで「就活 嫌だ」って検索かけたら、アウトロー採⽤がヒットしたんです。 ─ え!今どきの探し⽅!アウトロー採⽤って、ESとか⾯接とかあったんですか? Y:それがESなどの書類選考は無いんですよ、応募した⼈同⼠でグループを作るんです。コロナだったのでそれこそオンラインだったんですが、ZOOM 上で今回の対談みたいにディスカッションをしました。「なんで就活が嫌だったのか」といったテーマを決めて何度か語り合って、お互いコミュニケーションを積んだ後に、企業の⼈と対話をするんですね。でも企業名や役職名は伏せられていたので、仕事の話は⼀切せずに、趣味とか好きな⾷べ物を⾃由に話すみたいな……。 ─ じゃあもう⼈間性だけを⾒るみたいな? Y:そう!私のグループは話好きが多くて、毎回いろんな話で企業の⼈と盛り上がりました。 ─ なるほど。「アウトロー採⽤」に参加していた企業って他にもありましたよね? Y:私たちのときは 10〜20 社くらいでした。 ─ その中からなぜ⽂星閣を? Y:企業さんとの対話でお会いした奥武士さん(文星閣CSO)とFさんとのお話がすごく⾯⽩くて。勿論どんな会社か知らなかったんですけど、⼆⼈のチームワークが良さそうだったのと雰囲気がとにかく良くて、その時にFさんが今の会社に来る前は演劇をやってらしたという話も伺ったんです。「⾊んなジャンルの⼈がいる会社って、絶対⾯⽩いじゃん!」って確信しました。 ─ 確かに。実際にFさんを始め、他にも⾊んな経歴の方がいらっしゃいますよね。 Y:そう、その後に企業名、名前、役職などを明かして説明会があって、そこではじめて印刷会社っていうのを知りました。 ─ 実際、印刷会社って聞いた時どう思いました?(笑) Y:印刷会社か〜ってリアクションの⼈もいたんですけど、私は出版とか本に興味あったお陰で、特に抵抗はなく(笑) むしろ、それまで印刷会社っていう選択肢を考えたことがなかったので、新鮮な気持ちでした。 ─ なるほどなるほど。そこから晴れて採⽤という形になったわけですね。 Y:そうです。ちょうど会社の体制が変わったばかりで、新しいことに積極的に取り組んでいるという話を伺って、⾯⽩そうだなあって思ったんですよ。そこから⾯接を受けて⼀か⽉ほどインターンをして、内定をいただいて……最終的に⼊社を決めました。 ─ そうだったんですね。インターンって具体的にどんなことをしていたんですか? Y:基本的な仕事は今とあまり変わらないんですけど、その頃はツイッターの更新を頑張っていました笑 ─ あ、私も⾒たことあります。どんなこと呟いていましたっけ。 Y:もちろん、どんなものを刷りました!とか業務内容には触れられないので、かといって印刷知識もぺーぺーなので、絞りに絞って今⽇はいい天気ですね、とか……(笑) ─ ウェザーニュースみたい(笑) Y:(笑) やっぱりすごく難しかったです。当たり前かもしれませんが、SNSで情報発信するにはまず⾃社のことをちゃんと知らないとなって。
3)研修に行ってみて……
─ すごく⼤事。それでYさんはインターン期間を経て4⽉1⽇に私たちと対⾯したわけですね。 Y:そうです。 ─ 確か⾦曜⽇に⼊社して、⽉曜⽇からすぐにJPAで研修でしたけど、18⽇間振り返ってみて、印象に残った授業とか⾯⽩かった授業とかありますか? Y:さっきも話しましたけど、私の場合はインターンを通じて多少基礎的な知識はあったので、印刷知識や技術系の内容よりも、マーケティングやSNS発信の授業に惹かれました。印刷にとどまらず、こういう視点で会社って動くんだなあと。 ─ マーケティングの授業は結構あったからYさん的にはすごく楽しかったんですね。 Y:そうですね、でもやっぱりPhotoshopとかIllustratorを使う授業が⼀番楽しかったかも。あとは企業ブランディングですね。どの業界でもそうですけど、「ただの印刷会社」ではない、⽂星閣の強みって何だろう?と考え、改めて⾃社を⾒つめ直す機会になりました。とても良い経験をさせてもらったな、と思ってます。 ─ 実際に⽂星閣の強みってなんだと思いますか? Y:インターンで働いているときは、環境対応とか⽔なし印刷かなあと思っていたんですけど、今は印刷会社の⽴て直しというか、新しいことやろう!という意欲や⽅向性が強みなのかなと考えてます。 ─ まだ⼊って間もないし、分からないことだらけですけど、すごく推進⼒のある会社ですよね。JPAの研修はたくさんの印刷会社が参加していましたよね。実際に他社の同期と交流してみてどうでした? Y:すごく楽しかったです。研修が終わっても個⼈的に友達付き合いしている⼦もいますし、やっぱり印刷業界の他社との交流は⼤事にしていきたいなと思って。余談ですけど、この間、研修で⾒学に⾏かせてもらった企業から⽂星閣にお礼の連絡があったらしいんです。 ─ その会社の新卒の⽅もJPA研修に参加していましたよね。 Y:そうそう、だから私もその⼦に「今後ともよろ!」って感じのゆる〜い連絡したりして。同世代の同じ業界の仲間というかライバルたちとの繋がりができたのは本当によかったな、と思います。 ─ 会社に戻ってきて考えてみると、同業の⼈と⻑く関わるっていうのは、中々ないですよね。 Y:勿論、授業受けて知識を⾝につけたっていうのも⼤事だけど、こうやって同業の中で繋がりを持てたっていうのはすごく貴重な経験でした。 ─ そしてやっぱり会社ごとにカラーというか個性もありますしね。 Y:個性に関しては⽂星閣も負けてない(笑) ─ 確かに(笑)さっきと少し被ってしまう部分もあるかもしれませんけど、研修を終えて思ったことってありますか? Y:これは率直な感想なんですけど、研修に⾏くのは自社のことを知ってからがいいかも?と思いました。 ─ なるほど。それはなぜ? Y:全く印刷のことを知らずに⾏っても、それはそれで聞き応えのある授業量だったとは思うんです。ただ、⼀部分でも会社や業務内容について知っていると「この内容はこのパーセントで聞けばいいな」とか情報の取捨選択ができると思うんです。 ─ 確かにあの情報量を毎回100パーセントで聞くのは頭が混乱する⼈もいるかも。 Y:盛り沢⼭でしたからね!もし来年以降も新卒の皆さんをJPA研修に参加させるなら、1週間でも1ヶ⽉でもそれぞれの現場で働いてみてからの⽅が、⾃分が会社内で⽬指す⽅向が⾒えてくるかもしれません。
4)紙サイコー!!
─ 実際にその後、会社に戻ってきてインターンとは違う正社員として働いてみた感じどうですか? Y:JPAで習った「印刷業界のトレンド」が必ずしも⾃社のトレンドってわけではないし、そのトレンドっていうのがすべての印刷会社の⽬指す⽅向か、って⾔われるとそうでもないのかなと。 ─ それは会社ごとに⽬指す⽅向があるし、カラーもあるしってことですよね。 Y:そうそう。 ─ ⽂星閣の⽅向性の中で⾃分は今後どうなっていきたいとかありますか? Y:今後か……(神妙な顔)。 ─ というのも、私⾃⾝がキャリアプランを聞かれることが多くて、模索中なんです。だから同期の⼦たちはどう考えてるんだろう?と思って、今回聞いてみました。 Y:なるほどね。正直いま私が関わっている仕事以外にもやりたいことがあるんですよ。それはそれとして通常の業務については、後輩にきちんと教えられる⽴場になりたいと思っています。 ─ 後輩育成まで考えてるなんて……! Y:いえいえ(笑)私たちは通常の業務以外にも、こうやって広報活動とかに関わらせてもらってますよね。これは結構好きな活動です、情報を発信するのが好きなので……。 ─ じゃあ今後は広報とか経営とかそういったところに手を伸ばしたいってことですか? Y:経営は流⽯に……(笑) あとは社内のコミュニケーションをもっと活発にしていけたらいいなと思ってます。まだまだ部署内、部署間の仕事について社員同⼠で知らないことがあると思うので……。 ─ あ、私もそれは営業にいて思います。 Y:難しそうですけど、そういったアシストにも関わっていけたらいいな〜と思っています。 ─ 同じ業種、同じ会社とは⾔え、年齢も性別も性格もバラバラな⼈が⼀つの組織に集まっているわけだから、コミュニケーションはより重要ですよね。 Y:そうそう。お互いの部署がどういったことを考えて仕事しているのか、そこの共通認識が深まっていくともっとスムーズに連携できるんじゃないかな?みたいな……。 ─ そうですよね。最後に。今後の印刷業界について思うこと、望むことってありますか? Y:そうですね〜。今の世の中、印刷が関わるメディアってどうしても縮⼩傾向にあるので、その中でどう⽣き残っていくか……。新しい事業ができたらいいんだけど……。 ─ ⽣き残るには他社と違うことしなきゃですよね。 Y:印刷って⽂化に関わる媒体なんですよ。デジタルを活⽤するのもすごく⼤事だけど、⼿元に「もの」が残るって素晴らしいことだと思うんです。紙って今まで何百年も残ってきた情報メディアなんですよね。今後いつかのタイミングで「紙の再評価」が来る気もするし……いや、こない気もするな……(笑)データは消えると取り返しつかなくなったりして、案外脆いものだから、紙を残したい!って⼈たちに乗っかって、「紙の再評価」の時代が来たらなあ〜。 ─ もしそうなったら、印刷会社は万々歳ですね。 Y:「やっぱ紙ってサイコー!」ってみんなが思ってくれたら、今後の印刷業界は明るいですよ! ─ ここまで⻑々と喋りましたけど、最後に。YOUは何しに⽂星閣へ?
Y
"⽂化を伝える印刷業界の星"にするためやって来ました!
よろしくお願いします!!