脱炭素経営における印刷物
2023年 03月 20日
脱炭素経営とは?
近年、地球温暖化や気候変動による影響がますます深刻化しています。そのため、企業においても脱炭素化が求められており、脱炭素経営が注目されています。脱炭素経営とは、企業が自らの活動や製品・サービスにおいて二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を削減し、地球温暖化対策に貢献する経営を行うことです。脱炭素経営を推進することで、企業の社会的責任を果たすとともに、顧客や投資家からの信頼を高めることができます。今後ますます脱炭素化が進む中、企業の脱炭素経営に対する姿勢が問われています。
脱炭素経営の主な取り組み
【1】カーボン・ニュートラルの実現
企業が自社の活動によって発生する温室効果ガスの排出量を削減するだけでなく、削減できない部分についてはカーボン・オフセットなどの手段を用いることで、カーボン・ニュートラル(=二酸化炭素の排出量と吸収量が相殺された状態)の実現を目指します。
【2】再生可能エネルギーの導入
自社で使用するエネルギーのうち、再生可能エネルギーの割合を高めることで化石燃料によるCO2排出量の削減を目指します。
【3】グリーンテクノロジーの活用
上記の再生可能エネルギーに加えて、環境汚染の元になる物質の削減や廃棄物の排出を抑える技術、それらを活用したイノベーションを導入することで環境負荷低減を目指します。
【4】サプライチェーン全体の脱炭素化
自社だけでなく、サプライヤーや顧客など、自社と関わる全ての企業・組織が環境に配慮した活動を行うことで、環境負荷低減を目指します。
サプライチェーンとは
製品やサービスを提供するために必要な資材や部品、サービスなどを供給する一連のプロセスや企業群のことを指します。
たとえば製品の設計段階で環境にやさしい材料を使用したり、省エネルギー設計をすれば、製造工程全体での温室効果ガスの排出を削減できます。 さらに物流や流通の段階では、輸送手段の切り替えや輸送ルートの最適化、配送効率の向上を試みることで排出量を削減できます。
印刷で排出したCO₂をカーボン・オフセットする
販促チラシやカタログ、会社案内など企業にとって印刷物をつくる目的は様々ですが、どの印刷物にも少なからずCO₂が発生しています。
当社では、環境にやさしい水なし印刷をベースに、印刷の原材料調達から工場での製造、輸送・破棄・リサイクルで発生するCO₂量を算定し、カーボン・オフセットできるサービスを提供しています。
※算定にはLCA(Life Cycle Asseccment)のデータベースをもとに、日本WPAが運営するPGG(Printing Goes Green)ソフトウエアを用いています。

印刷物をカーボン・オフセットするメリット
環境負荷の低減
間接的とは言え、製造過程で排出したCO₂を、森林保護や再生可能エネルギーの開発などに投資することで環境負荷低減になる
CSRの一環として
企業の社会的責任を果たすためには、環境に配慮した取り組みが必要であり、企業が発行する印刷物もそのひとつとして対策できる
顧客の信頼獲得
環境に配慮した取り組みを行っている企業は、顧客からの信頼を獲得しやすくなりアピールに繋がるとともに、顧客からの信頼を高めらる
持続可能な経営の実現
将来的な環境規制や消費者の関心に対応することができるため、企業価値の向上に繋がる
印刷物のカーボン・オフセットは地球環境保護とともに、
ステークホルダーの信頼獲得や持続可能な経営の実現にも繋がります。
文星閣では面倒な手続きはいらずに、印刷物作成に関わるCO2量を算定し、
1部あたりの排出量をマークに表記するサービスをご提供しています。
たかが印刷物、されど印刷物。
手軽に取り組める脱炭素経営の一手として、ぜひお考えください。
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